水の神さまと火の神さま
水の神さまと火の神さまがいました。
ある日、水の神さまと火の神さまが出会いました。
お互いにその力を認め合っていたのですが
「どちらが偉いか」
「どちらが優秀か」
という話題になり、争いが始まりました。
水は火を消し、火は水を蒸発させ、双方が互いに打撃を与え合う一進一退の戦いが続きました。
結局、決着がつかず、争いは痛み分けとなりました。
この話は、スリランカの昔話で、比較することの愚かさを伝えています。
人と比較するのではなく、あなたらしく生きること。
企業においても同様の教訓が当てはまります。
社員同士が互いの欠点を指摘し合い、競争心から他人と自分を比較することで、組織の雰囲気が悪化し、生産性が低下することがあります。
しかし、社員それぞれが持つ特有の才能や能力、個性を認め合い、活かすことができれば、事業は拡大し、成功へと繋がるのです。
社員研修での教訓
ある企業での社員研修のエピソードです。
その企業は、業績が停滞しており、社員同士のコミュニケーションもギスギスしていました。
そこで、研修の一環として、社員それぞれの持ち味を見つけ出し、他の社員にシェアする時間を設けました。
一人ひとりが自分の得意分野や成功体験を話すことで、他の社員はその人の価値を再認識し、称賛し合うことができました。
結果として、社員同士の絆が深まり、お互いを補完し合う意識が芽生え、チーム全体のパフォーマンスが向上しました。
持ち味を生かすと事業は拡大する
このエピソードからわかるように、個々の持ち味を活かし、互いに補完し合うことで、組織全体の力が強化され、事業の拡大に繋がります。
逆に、欠点を指摘し合い、競争心を煽るだけでは、組織は停滞し、縮小してしまいます。
自分らしく生きることの大切さ
あなたには、あなたにしかない才能や能力・個性があります。
それを見つけ出し、最大限に活かすことが、成功への道です。
それがあなたの使命であり、責任です。
そして、それが自分を愛することでもあります。
金・物・情報・人材をやりくりし最大の成果を出す
経営者や管理職は、金・物・情報・人材をやりくりし最大の成果を出すことが重要です。
その中でも特に「人材のやりくり」が最も難しく、かつ重要な課題です。
社員一人ひとりの持ち味や才能を見極め、それぞれが最大限に力を発揮できる環境を整えることが、組織の成功には欠かせません。
まず、経営者や管理職は、社員の個性や才能を見極めるための時間と労力を惜しまずに投入する必要があります。
一人ひとりの強みを理解し、その強みを活かせるような役割やプロジェクトに配置することが大切です。
次に、社員の成長をサポートすることも重要です。
教育や研修プログラムを通じて、社員のスキルや知識を向上させることで、個々の能力を引き出し、組織全体のパフォーマンスを向上させることができます。
さらに、社員同士の協力やチームワークを促進するための施策も必要です。
互いに尊重し合い、補完し合う文化を育むことで、組織の一体感が生まれ、効率的かつ創造的な仕事ができるようになります。
最後に、経営者や管理職自身も
「自分らしく生きること」
を実践する姿勢を示すことが重要です。
自分の持ち味を活かし、自分の強みを最大限に発揮する姿勢は、社員にとっての良い手本となり、彼らもまた自分の持ち味を活かすことに自信を持つようになるでしょう。
企業研修を通じて、社員それぞれの持ち味を見つけ出し、互いに認め合うことで、組織全体のパフォーマンスを向上させ、事業を拡大することができます。
優越感や劣等感にとらわれず、互いの才能を認め合う生き方を目指しましょう。
株式会社採用と育成では、社員の持ち味を生かす企業研修をしています。
詳しくは以下のページをご覧ください。
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