ハラスメント予防研修

目次

パワハラ防止法施行

準備はできていますか?
パワハラ防止法2020年6月1日施行
(※中小企業は2022年4月1日予定)

覚えておられる方も多いでしょう。

  • 日本大学アメフト部。監督・コーチの指示により、選手が悪質なタックルをしたハラスメント問題
  • 東須磨小学校激辛カレーのハラスメント問題

他にも、ハラスメントでは多数の裁判例がありますが、ハラスメントが発生すると世間を賑わせ、いまだに「日本大学アメフト部 ハラスメント」と検索するだけで、理事長、監督、コーチ、選手の顔写真や危険なタックルの写真や記事が多数出てきます。

ネット社会のこわさを感じます。
こんなに顔が出てしまうと、本人や家族も生きづらいだろうなぁと心配です。

全人類がカメラマン

「みんながスマホ=カメラとビデオを持ち、証拠をばっちり残せる時代、ハラスメントが発生するリスクが大きすぎる」というご心配の相談をいただき、管理職や新入社員向けに、企業様の希望に柔軟に対応したハラスメント研修をしています。

ハラスメント予防研修

うちの社員を叱って!?

私は社労士でもあるのですが、経営者さんに「社員を叱って」と言われることがあります。

私がよその社員さんを叱ってよい会社になるのであればご協力するかもしれませんが、よい会社になるはずがないので、たいていやんわりとお断りします。

傾聴し、質問し、承認する方が楽に社員がやる気になるので、叱ることはめったにしません。

叱るは、信頼関係ができていて、尊敬されている上司だけがたまに使って効果がでるコミュニケーションではないでしょうか。
特に若い世代は叱られた経験が少ないので、モチベーションダウンどころか、休職、退社につながりかねません。

実際のところ、問題社員もいて、「叱ってくれ」「解雇したい」という社長の気持ちがわかることもありますが、今の時代は危険すぎて、協力できません。

もちろん、伝えづらい事実を相手の立場や人格を尊重しながらはっきりと伝えることは場合によっては必要です。

私は、若い頃、ひっぱたかれたり、暴言等のハラスメントを受けたことがあります。
当時は、ハラスメントという言葉がなかったし、ハラスメントだなんて感じることもありませんでした。
今なら社労士の知識をもってとっちめてやる・・・なんていうのは冗談ですが、今、同じようなことがあれば、大問題ですね。

叱られたらどう感じる?

先日、とても尊敬する方に「叱られ」ました。叱られた時には、「そんな言い方しないでもいいじゃない?」とか、「そんな言い方されたら、傷つくわ」と感じつつ、「ありがとうございます」で笑顔でさよならしたものの、ちょっともやもやしました。
時間がたつにつれ、くやしさがこみ上げ、涙がひとつぶ。

「くっそー。絶対、まけない。(メラメラ)」
という感情がわいた後、感謝に変わりました。

図星だったから、くやしかったんです。

わざわざ叱ってくれるなんて、なんて、有難いんだと感じ、深~い感謝に変わりました。

でも、これは、信頼関係と尊敬があるからの感情です。
普通の人がやっても、効果なしどころか、逆効果なので、ご注意を。

ハラスメントがおきると

当事者の懲戒解雇や懲戒免職、停職、減給等の処分が発生するだけでなく、企業イメージ(ブランド)の低下、志願者数の激減、よい人材を採用できない等、魔のループにはまる可能性をひめています。

例えばこんな判決も。
「メイコウアドヴァンス事件」

金属ほうろう加工業を営む会社(被告)の従業員(死亡当時52歳 男性)が、会社役員2名から日常的な暴行やパワーハラスメント、退職勧奨等を受けたことが原因で自殺したとして、当該従業員の遺族である妻子が会社及び会社役員2名に対し、不法行為に基づく損害賠償請求(民法709条、715条、会社法350条)訴訟を提起。

判決は、会社役員1名によるパワハラ、暴行、退職強要等の不法行為と従業員の死亡との間に相当因果関係があったことを認め、被告会社及び会社役員1名に対し、合計5400万円余りの損害賠償を命じました。

ハラスメント予防研修

研修では、以下のような「職場でおこりえるハラスメント」にもふれつつ、
■パワーハラスメント(パワハラ)
■セクシャルハラスメント(セクハラ)
■セカンドハラスメント(セカハラ)
■モラルハラスメント(モラハラ)
■アルコールハラスメント(アルハラ)
■ジェンダーハラスメント(ジェンハラ)
■リストラハラスメント(リスハラ)
■マタニティハラスメント(マタハラ)

記憶に残すため、ちょっとした賞品をかけたグループワークを行うのですが、これが、大変好評です。

せっかく大切な時間をさいて、社員が集まるのですから、チームワーク向上や仲良く仲良しになれる研修を目指しています。

いい会社は、風通しがよく、波動が高い!
責めるでなく、ほめあう、認め合う会社です。

ハラスメント研修をするのであれば、知識を得るだけでなく、風通しがよく、波動が高く、ほめる風土づくりもしたいものですね。

そうなれば、結果、ハラスメントもおこりません。

いい会社が増えて、幸せな経営者・従業員が増えますように!

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