2025年に開催される大阪・関西万博。
テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。
最新テクノロジー、世界の叡智、そして“ワクワクする未来”を体験できる、まさに“未来の実験場”です。
でも、これって――
会社にも同じことが求められているんじゃないでしょうか?
いま、会社も“万博化”しないと選ばれない時代
「会社=生活のために働く場所」だった時代は終わり、
令和の若者たちはこう考えています。
「この会社で、自分は何を体験できるか?」
「ここで働く意味って、ワクワクする?」
つまり、職場はただの労働の場ではなく、“人生を豊かにする体験の場”として見られているのです。
万博は言ってみれば、
“来場者がワクワクしながら、未来を想像し、体験する場所”。
今、会社に求められているのも、それと同じです。
「うちの会社は挑戦できる場所です」って、言えてますか?
2025年万博では、各国が「未来の暮らし」や「いのちの可能性」をテーマに新しい挑戦を発信します。
これに心が動くのは、「そこに未来があるから」です。
会社も同じ。
どれだけ条件が良くても、「ここにいたら未来が描けない」と思われた瞬間、若手は動きません。
● 決まった仕事を淡々とこなすだけ
● 上司の顔色を伺う毎日
● 意見しても「若いくせに」と言われる
これでは、未来を感じられないのです。
若手が感じる「この会社はおもしろい」の3条件
① 挑戦しても怒られない空気
失敗を“叱責”ではなく“学び”として扱える職場は、若手にとって最高の実験場になります。
② 社長のビジョンにワクワクできる
「こういう未来を一緒に創ろう」という社長の言葉がある会社は、応援されやすく、選ばれます。
③ 自分の意見や工夫が“反映される”実感がある
ルールや仕組みに“自分の声”が活かされると、若手は一気に当事者意識を持ち始めます。
採用の現場でも「ワクワク」が見られていますか?
面接や会社説明会で、こんなやりとりしていませんか?
「うちは残業少ないです」
「年間休日120日あります」
「福利厚生はしっかりしてます」
もちろん大事な情報です。でも、それだけじゃ“他社との比較材料”にしかなりません。
それよりも大事なのは、
● 「うちは〇〇を実験中なんです」
● 「今こんなプロジェクトを若手と一緒に動かしていて」
● 「うちのビジョンは、3年後に〇〇を実現すること」
という、“未来のストーリー”です。
人は、条件ではなく「物語」に心を動かされます。
「会社って、おもしろい」って思わせたら、もう勝ち
万博のように、会社が“新しいことを試していい場所”になったとき、
社員の目はキラキラと輝き出します。
それは、給与アップや休みの多さでは得られないもの。
「自分は今、未来をつくる側にいる」という感覚です。
社員が「会社って、意外とおもしろい」と思い始めた瞬間、
それは外にも伝わり、応募者は自然と増えていきます。
採用も、定着も、育成も、
ぜんぶ“ワクワクする場づくり”にかかっているんです。
最後に、これからの会社づくりに向けて。
2025年、万博を見に行かなくても、
自分の会社の中に“小さな万博”をつくることはできます。
未来を感じさせる挑戦。
社員が主人公になれるプロジェクト。
みんなが「こんなのやってみたい!」と語れる場。
あなたの会社にも、そんな“実験場”を、今から少しずつ始めてみませんか?
それはきっと、
“人に選ばれ、育ち、残る会社”への第一歩になるはずです。