「社長、また新しいプロジェクトを増やすんですか?」
「それ、社長がやらなくてもよくないですか?」
気づけば、社員からそんなツッコミを受けるほど 「仕事を抱えすぎる社長」 になっていませんか?
✅ 毎日が決断の連続で、頭がパンクしそう
✅ 断れずに仕事が増え続ける
✅ 「社長がやったほうが早い」とつい手を出す
結果、本来の経営判断が遅れ、社長自身が疲弊する負のループ に。
でも、優秀な経営者ほど 「やらない決断」が上手い ものです。
では、どうすれば 仕事を減らしつつ、会社を成長させる決断力 を鍛えられるのか?
具体的な事例と、ちょっと笑える社長あるあるを交えて解説します!
1. 「社長、やりすぎ問題」── 仕事を増やし続ける社長の典型例
📌 事例①:「それ、社長がやる意味あります?」
ある中小企業の社長Aさん。
社員:「社長、また新規事業ですか?」
社長:「うん!これ、絶対いけると思うんだよね!」
社員:「今の事業、まだ軌道に乗ってないですけど…?」
✅ 結果
- 既存事業のテコ入れが遅れ、全体が中途半端に
- 社員は混乱、「また新しいこと始めたよ…」と白ける
- 3ヶ月後:「やっぱやめようか…」と社長が撤退宣言
📌 解決策:「1つ終わるまで、新しいことは増やさないルールを作る」
- 決断基準を明確にする(やる or やらないの判断軸を持つ)
- 新しいことを始める前に「今の事業は万全か?」と自問する
- 社員が回せる仕組みができてから、新規に手を出す
「成功してる会社ほど、やらないことを決めるのが上手い」
社長の「やりすぎ」を防ぐために、まずは決断ルールを整えましょう!
2. 「社長が断れない問題」── 「とりあえずYES」が会社を圧迫する
📌 事例②:「お願いされると断れない社長」
B社の社長は、取引先や知り合いからのお願いを 全部引き受けてしまうタイプ 。
- 「知り合いがコンサル頼みたいって…」→ OK!
- 「新しい事業のパートナーにならない?」→ OK!
- 「地元のイベントで講演してくれませんか?」→ OK!
✅ 結果
- 社長のスケジュールがパンパン(昼休みもない)
- 社員:「社長、会社の仕事してます?」
- 社長:「…気づいたら自分の仕事が進んでない…」
📌 解決策:「断るルール」を決める
- 「3秒ルール」で即答しない(考えてから返事をする)
- 「今やるべきことと比べて価値があるか?」を判断基準にする
- 「それ、うちがやるべきこと?」と社員と話し合う
成功している社長ほど 「NOを言う力」が強い のです。
3. 「社長が手を出しすぎる問題」── 何でも自分でやろうとする
📌 事例③:「社長、それ頼んでいいですか?」
C社の社長は、なんでも自分でやってしまうタイプ 。
- 取引先へのメール→ 社長が書く
- 社内の会議資料作成→ 社長が作る
- 経費精算→ 社長がやる
✅ 結果
- 社長の仕事量が爆増
- 「社長がやるなら、俺たちやらなくていいよね?」と社員がサボり出す
- 社長:「俺ばっかり働いてる…」と疲労困憊
📌 解決策:「社長の仕事」と「社員の仕事」を明確に分ける
- 「社長がやるべき仕事リスト」と「社員がやる仕事リスト」を作る
- 任せた仕事に口出ししない(信頼する)
- 「社長がいなくても回る組織」を作る
「俺がいないとダメだ!」と思ってるうちは、会社は成長しません。
4. 「やらないことを決める」── 神田昌典流・決断力の極意
神田昌典さんの『非常識な成功法則』では、「成功するためには、やらないことを決めるべきだ」 という考え方が強調されています。
✅ やらないことを決めるメリット
- 社長の時間とエネルギーを、最も重要なことに集中できる
- 無駄な業務や付き合いを減らし、生産性を上げる
- 「今やるべきこと」が明確になることで、決断力が向上する
📌 神田昌典流「やらないことを決める」実践法
- 「とにかく忙しい」をやめる
- 忙しさ=成功ではなく、社長の本来の仕事を奪っている可能性がある。
- 「儲からない仕事」「時間を奪う仕事」をやめる
- 「この仕事、本当に利益を生むか?」と常に問いかける。
- 「付き合うべきでない人」を決める
- ネガティブな人、愚痴ばかり言う人と距離を置き、生産性を上げる。
5. 仕事を減らし、決断力を鍛えるための3つのルール
✅ ルール①:「今の仕事が軌道に乗るまで、新しいことはやらない」
✅ ルール②:「とりあえずYES」は禁止!「本当に必要か?」を考える
✅ ルール③:「社長がやらなくてもいいことは、全部任せる」
「NOを言えない社長」が会社を潰すこともあります。
でも、適切な判断をすることで、社長もラクになり、会社も成長するのです!
「社長、それホントにやるんですか?」
その一言を自分に問いかけながら、「やるべきこと」と「やらないこと」を決める力を鍛えていきましょう!