企業の成長と発展には、優秀な人材の確保と従業員の定着が欠かせません。
そのために重要な役割を果たすのが、確定拠出年金(DC)です。
特に、企業型DCは採用と定着において大きなメリットがあります。
この記事では、iDeCo(個人型)と企業型DCの違いを説明し、企業型DCを導入することで得られる具体的なメリットについて解説します。
iDeCoと企業型DCの違い
企業型DC (企業型確定拠出年金)が圧勝!
従業員の視点で比較すると、企業型DC(企業型確定拠出年金)は圧倒的に条件が良いため、採用や定着のブランディングとしても、福利厚生制度としても非常に魅力的です。
比較項目 | iDeCo (個人型確定拠出年金) | 企業型DC (企業型確定拠出年金) |
---|---|---|
手数料負担 | 個人が負担 | 会社が負担 |
運営コスト | 個人が負担 | 会社が負担 |
掛金の拠出者 | 個人 | 会社・または個人 |
税制優遇 | 掛金は所得控除対象 | 掛金は全額損金算入可能 |
加入対象者 | 自営業者、フリーランス、企業の従業員など | 制度導入された企業に勤める従業員 |
企業型DC、企業経営における3つのメリット
- 福利厚生の充実
会社が手数料と運営コストを負担するため、従業員の負担が軽減されます。
これにより、従業員は安心して制度を利用でき、将来の資産形成に集中できます。
- 税制優遇
企業拠出の掛金は全額損金算入が可能であり、会社としての税負担が軽減されます。
これは、企業の財務的な安定にも寄与します。
- 採用と定着
福利厚生の充実は求職者にとって非常に魅力的であり、優秀な人材を確保しやすくなります。
また、長期的な経済的安定を提供することで、従業員の仕事への満足度やモチベーションが向上し、結果として定着率が向上します。
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具体例:22歳入社~65歳定年までの43年で約2,000万円を積み立てる場合
2,000万円を目標とした場合の積み立て額を見てみましょう。
年利5%で運用できた場合、毎月積み立てる金額は約11,043円です。
年利率 | 毎月必要な金額 | 元金総額 | 積立金総額 |
---|---|---|---|
1% | 31,038円 | 1,601万円 | 約2,000万円 |
3% | 19,034円 | 983.7万円 | 約2,000万円 |
5% | 11,043円 | 569.8万円 | 約2,000万円 |
7% | 6,105円 | 315.0万円 | 約2,000万円 |
確定拠出年金での積み立ての場合、掛金が非課税のため手取りの所得から積み立てるよりも、より多くの積み立てが可能です。
これにより投資初心者でも安心して始めることができ、中長期的に運用することで積み立ての負担を減らすことができます。
老後の生活費の不足を補うための最適な方法であり、ライフプランニングにおいて重要な制度です。
企業型DC導入の実際の効果
企業型DCを導入することで、従業員は長期的な経済的安定を得ることができ、その結果として仕事への満足度やモチベーションが向上します。
さらに、企業としては優秀な人材を確保しやすくなるため、競争力の強化につながります。
企業型DCは、企業と従業員の双方にとってメリットが大きい制度と言えます。
特に、福利厚生の一環として企業型DCを導入することで、優秀な人材の確保と従業員の定着率向上を実現することができます。
企業の成長と発展に寄与するため、ぜひ制度導入を検討してみてはいかがでしょうか。
企業型DC導入の制度導入するには
当社、株式会社採用と育成は、SBIベネフィット・システムズ株式会社の事務取次登録法人です。
以下の流れでサポートをさせていただきます。
まずは、お問合せください。
① 個別相談(ZOOM)は、こちらのフォームよりお申込みください。
② 導入支援(約5か月間)
制度設計
※従業員代表の同意を得る必要あり。
必要書類の作成・申請
※厚生局や証券会社・銀行への申請。
就業規則の変更ご指導
給与計算・経理処理変更ご指導
③ 運営上の事務手続き
加入者への説明会
加入者登録
入退社にともなう加入と脱退手続き
掛金の変更手続き